こんばんは。料理家 平野 久美子です。
今日は、バナナケーキの話題です。

緊急事態宣言延長で更にお家で過ごすことを余儀なくされている今、
何作ろうかなあと思われているのでは?
定番中の定番ですが、バナナケーキはどうですか?
バナナは旬がないので、いつでも購入できるのがいいですね。あと安い!
今日は、失敗しないバナナケーキの作り方を載せます。
若い頃、私が初めてバナナケーキを食べた時の感動は忘れられません。30年くらい前だったでしょうか?
なので、これまで自分で作ったバナナケーキは、味にとてもこだわりがありました。バナナケーキは、初めて食べた感動を思い出せるよう、「超」美味しくないと気が済まなかったのです。
でも、多くの方は失敗のリスクがあるから、ホットケーキミックスを使いたくなるのですね。
今、ホットケーキミックスって売っているのでしょうか?
お家で手作りする方が増えている今、ホットケーキミックス、売り切れていませんか?
私のバナナケーキは手順を抑えれば、ホットケーキミックスがなくても簡単です。
失敗しないバナナケーキの作り方をお教えします。赤で書かれたところを特に注意して作ってください。
また、今回はクグロフ型の小ちゃいのを使いましたが、
なければ、カップケーキ用の型でカップケーキにしちゃってください。
その場合クルミは上にのせて下さいね。
<材料>ミニ・クグロフ型6個分
バナナ 1本
バター 50g
グラニュー糖 35g
卵 1個
薄力粉 75g
ベーキングパウダー 小さじ1
ブランデー 大さじ1弱
メープルシロップ 大さじ1
くるみ 適量
<作り方>
- バターは室温に戻し(*1)、薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるっておきます(*2)。卵も常温にする(*3)。
- オーヴンは180度に温め、卵は割りほぐし、バナナはフォークの背でつぶしておきます。
- バターをボウルに入れ、クリーム状にすりつぶしてグラニュー糖を少しずつ加え、白っぽくなる様にすり混ぜていき、卵を少しずつ(*4)加えていきます。
- ふるった粉を混ぜ、バナナ、ブランデー、メープルシロップも混ぜていきます。
- 型の底に砕いたクルミを敷き、4を八分目まで入れてならす。
- オーブンに入れて17分焼く。串を刺して何もついてこなければ出来上がり
*1…夏場は室温で柔らかくなるが(ポマード状になる、=整髪料のような固さ)、冬場は硬いまま。なので、電子レンジ500Wで10秒ごとに設定して、様子を見ながら柔らかくしていく。シャバシャバになってしまうと、使い物にならないので、注意して柔らかくする。
*2…ふるっておかないとダマになるので。1回で良い。
*3…卵が冷たいと、バターと合わせた時に分離するので。冷たければ、お湯の中に10分くらい浸けておくと、常温になります。
*4…卵は大さじ1づつくらい、慎重に入れては混ぜしていく。ドバッと入ると分離してしまい、生地が膨らみにくくなる。
以上、バナナケーキの作り方でした。
ところで、バナナって免疫力をアップさせるって知っていましたか?
しかも、よく熟して黒いシュガースポットが出たバナナの方が効果が高いそうです。
今のコロナウィルスにも勝てそう。
また、脳を元気にして意欲が出ると言われるドーパミンや、精神を安定させるセロトニンが含まれているとのこと。
朝に食べるのが良さそうですね。
カリウム、食物繊維が多く、大腸ガンのリスクも下げるとか。
いいことづくめなので、ただ単に頬張るのもいいけれど、
ケーキにも入れて、どんどん取り入れましょう。